兵庫県多可町では「敬老の日」発祥の町として、敬老の精神をいつまでも受け継いでいくために、平成25年に公募で作成した敬老のうた「きっとありがとう」を制作しました。

歌詞は町内の小学生、中学生、高校生に応募を呼びかけて寄せられた1,310点の中から選び、曲は高齢者を敬う気持ちと温かい思いやりの心を次世代につないでいきたいとの思いが込められた歌詞にふさわしいものにするために全国から募集しました。

これまでは町内の催しなどで使用するなどして町民に歌を披露していましたが、より幅広く周知を図ろうと合唱用に編曲して、多可少年少女合唱団が歌うCDを1万5千枚製作し、町内全世帯、全国の市区町村及び兵庫県内の小中学校・特別支援学校・幼保施設・老人福祉施設、報道各社などへ配布することになりました。

今後、敬老のうた「きっとありがとう」が全国的に普及し、あわせてお年寄りを敬う気持ちが広がっていくことを心から期待しています。    
敬老のうたダウンロード 敬老のうた楽譜
敬老の日の経緯
昭和22年
9月15日、野間谷村(現・八千代区)で村主催の第1回敬老会を開く
昭和23年
国民の祝日に関する法律が施行される
こどもの日、成人の日はあったが「敬老の日」はなし
■この活動を県下各市町に働き掛け、活動の輪を広げる
昭和25年
兵庫県が「としよりの日」を制定する
昭和38年
老人福祉法が施行され、9月15日が「老人の日」となる
昭和41年
国民の祝日に関する法律が改正され9月15日が「敬老の日」となる
平成15年
国民の祝日に関する法律が改正され9月第3月曜日が「敬老の日」となる
「敬老の日」の提唱者 名誉町民 門脇政夫氏が語り継ぐ
 −「敬老の日」に込める思い−


昭和22年当時は戦後の混乱が続く時期で、子どもたちを戦地に送った親たちは、本当に精神的に疲れていたのです。わたしは当時、福祉政策に力を入れていて、そんな親たちに少しでも報いてあげなければいけないと思いました。そこで「養老の滝」の伝説にヒントを得て、9月15日を「としよりの日」とし、55歳以上の人を対象に敬老会を催すことにしました。そんな敬老の精神は、全国に輪を広げ、今日の国民の祝日「敬老の日」制定につながりました。
初めて開催した敬老会から数えると今年で68年目を迎えます。毎年敬老会が開催されていること、ありがたいと思っています。
お年寄りを大事にすることの大切さ、敬老の精神をこれからも受け継いでいってほしいです。       

▲日本語字幕バージョン


▲英語字幕バージョン


多可町発祥の「敬老の日」。一体どのようにして誕生したのか?

八千代コミュニティプラザの玄関脇には、高さ約2メートルの石碑が建っています。前面には「敬老の日提唱の地」と刻み込まれ、敬老の日発祥のまちとして誇り高きシンボルとなっています。
「敬老の日」の誕生は、戦後の動乱期、昭和22年までさかのぼります。
当時、野間谷村(現・八千代区)の村長であった門脇政夫さん(中野間)は、初めて村主催の敬老会を開催しました。長い間社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表すとともに、知識や人生経験を伝授してもらう場を設けることが目的だったそうです。

敬老会の期日は、農閑期で気候的にも過ごしやすい9月15日とされました。当日は、村中の自動三輪車を集めて55歳以上の人を送迎し、公会堂に招いてごちそうと余興でもてなしました。
翌昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が施行。その中で、こどもの日・成人の日は祝日として挙げられましたが、敬老の日は挙げられませんでした。そこで、門脇さんは、この年に開催した2回目の敬老会で、9月15日を「としよりの日」と定め、村独自の祝日にすることを提唱しました。
そして昭和25年、兵庫県は他県に先んじて9月15日を「としよりの日」と定めました。さらに、県や国に対して働き掛けを続け、昭和41年、ついに「敬老の日」は体育の日などとともに国民の祝日に加えられました。

伝統を受け継ぐ

誇り高き伝統を受け継ぎ、町では毎年、喜寿敬老会、おじいちゃんおばあちゃん児童画展を開催し、各区においてもそれぞれ敬老会などが行われています。
多可町が担う役割・・・。それは68年前に提唱された「敬老の精神」をいつまでも受け継いでいくことではないでしょうか。

▲八千代コミュニティプラザの玄関脇に立つ「敬老の日提唱の地」石碑
〒679-1192 兵庫県多可郡多可町中区中村町123番地
兵庫県多可郡多可町 プロジェクト推進課
TEL.0795-32-2381(直通) FAX.0795-32-2349
 

▲きっとありがとう体操 ダウンロードは、こちら
敬老の日の発祥のまち多可町に、敬老のうた「きっと ありがとう」が完成し、この歌を介護予防に活かしていこうと、体操を作りました。

この体操は、かたくなりやすい筋肉をのばして、関節を柔らかく保ち、「座る」「立つ」「歩く」といった基本的な動作を行う上で重要な筋力を鍛え、転倒予防や膝、腰の痛みを防ぐことにつながります。

また、歌にあわせることで、「からだ」「こころ」「あたま」の三つの領域を総合的に刺激し、脳の老化防止と認知症の予防にもなります。
歌はこころで感じる気持ちを高めて、自然に身体を楽しく動かすことにもつながります。

みんなで、たのしく体操をしましょう!

「きっとありがとう体操」に関する問い合わせ
 健康福祉課・きっとありがとう係まで
 TEL.0795-32-5151