町長室

町長からこんにちは(広報たかより)


2026年09月号より
新バスロータリー、供用開始!

 今年の夏はエルニーニョ現象の影響もあり、西日本を中心に記録的な酷暑となりました。多可町でも連日38度を超える猛暑日が続くなど、過酷な夏となりました。
 そうした中、7月下旬に熊本県で大きな地震災害が発生しました。同県での10年前の地震災害の記憶も新しく、本当に心配で心苦しいばかりです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へ心からお見舞い申し上げます。
 県からの要請・調整を受け、本町としてもできる限りの復旧支援に継続して取り組んでいきます。
 さて、4月に開校した多可中学校は、夏休みが明け、いよいよ新学期を迎えます。普段はあすみる周辺も含めてとても賑やかな日常ですが、夏休み中は静まり返っていた校舎に、再び生徒たちの元気な声が戻ってくることでしょう。
 今年度、加美区・八千代区の生徒たちは初の路線バス通学に挑戦してくれました。都市部の中学生にとっては当然の通学手段ですが、多可町の生徒たちにとっては、公共交通の利用やマナーを学ぶ良い機会となったと思います。
 また、バスロータリーの工事の遅れにより、4月当初から生徒たちやアスパルなどの周辺施設利用者にご迷惑をおかけしておりましたが、ロータリー内の停留所や上屋の整備が完了し、8月3日から新しいバスロータリーの供用を開始しました。今後は待合所の整備に取りかかります。
 さらに、旧中町中学校の解体と、その跡地を活用した多可町中央公園の整備を進めていきます。当公園は、屋外スポーツの拠点としての利用を想定して計画しています。
 今しばらく周辺での工事が続きますが、より多くの皆さまにご利用いただけるよう進めていきますので、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いします。


 

2026年08月号より
社会を明るくする輪を広げよう

 夏空に入道雲が湧き上がる季節となりました。町内のあちらこちらで子どもたちの元気な声が響き、祭りや地域行事など、活気あふれる風景を目にする時期ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、7月は「社会を明るくする運動」強調月間でした。これは、犯罪や非行のない安全で安心な暮らしを守るための運動です。
 7月の初めには、その一環として、内閣総理大臣からのメッセージを届けるために多可町保護司会の皆さんが役場に来庁されました。
 今年は第76回を迎え、「保護司をはじめとする更生保護ボランティアを広く知ってもらおう」というテーマを掲げ活動されています。
 この「更生保護」という活動は、社会の中で犯罪や非行から立ち直ろうとする人を支える活動です。保護司や更生保護ボランティアの力添えで、過去の過ちから立ち直ろうとする人々に寄り添い、その再出発を支えておられます。
 多可町の保護司は定員7人に対して、現在は6人で活動されており、1人が定数不足の状態であることを聞きました。地域の安全を守り、誰かの人生の再出発を支える、とても意義深く貴い仕事です。もし皆さんがこの活動に興味をお持ちでしたら、ぜひ保護司として活動してみませんか。保護司は法務省の所管ですが、役場では福祉課が担当窓口ですので、まずは気軽にご相談ください。
 町としても、この運動のシンボルである「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」のもと、更生保護が当たり前に知られる存在となり、立ち直りの支援の輪がさらに広がるよう取り組んでいきます。
 それぞれの立場でできることに思いを馳せ、皆さんと一緒に「社会を明るくする輪を広げよう」という気持ちを大切に、温かい社会を支えていきたいと思います。


 

2026年07月号より
AIと紡ぐ、多可町の未来

 暑さが本格的になる季節を迎えました。今年はエルニーニョ現象の発生が予想されています。
 一般的に、エルニーニョ現象が発生する年は冷夏になると言われてきましたが、今年はそれに反して猛暑が予想されています。原因は様々ですが、地球温暖化の影響も身近に感じるようになり、今後ますます暑さへの備えが欠かせません。
 皆さん、どうか無理をせず体調管理に十分お気をつけください。なお、町ではエアコン設置への補助制度も設けておりますので、ぜひご活用ください。
 さて、最近の多可町では、行政のデジタル化(ICT化)を積極的に進めています。学校教育の現場では、子どもたち一人ひとりにタブレットPCを配布し、授業での活用やデジタル教科書の運用も始まりました。
 役場の仕事でも、AI(人工知能)の活用が急速に広がっています。例えば会議の記録作成です。これまでは手作業での文字起こしが中心でしたが、今ではAIが音声を自動で文書化できるようになりました。
 他にも、膨大な行政データをもとにAIを活用して文書作成を行うなど、事務の効率化と住民サービスの向上に役立てています。
 ただ、AIはとても便利である一方、慎重な扱いも求められます。利用方法や情報の取り扱いには十分注意が必要です。
 画面の向こう側の「見えないAI」をどこまで信じるか。アナログ世代の私には少し難しく感じることもあります。
 しかし、時代の変化に合わせて、私たちも安全で賢い使い方を学んでいかなければと強く感じています。
 AIがもたらす利便性と、私たちが大切にしてきた「人と人とのつながり」の両方を尊重し、バランスを大切にしながら、より暮らしやすく便利な多可町を創り上げていきたいと考えています。
 職員一同、新しい技術への挑戦を続けながら、皆さんの豊かな生活を守るために精一杯努力してまいります。


 

2026年06月号より
孝行の心で結ぶ地域の輪

 5月初旬より始まった田植えにより、多可町の景色は鮮やかに彩られています。北部から順に、圃場が灰から銀へ、そして鮮やかな緑へと移ろいゆく様子は、農家の皆さんにとっての新しい年の始まりです。実りへ向けて作業に励む皆さんの姿に、この町の豊かさと力強さを改めて実感しています。
 そのような中、5月4日に加美区の市原集落にて「孝行の里・市原 むらづくり30年の歩み」を記念した行事が開催され、参加しました。本行事は、大正3年に「全国孝女節婦」として表彰された森安こはるさんの功績を称え、1995年から始まった「孝行の里レンゲ祭り」を前身としています。
 この活動は、森安さんの生誕地である丹波市氷上町上新庄集落や、西ノ山林道で結ばれた神河町新田地区との交流を経て、丹波市・神河町・多可町の連携イベント「東西一直線のむらづくり交流会」として広域的な連携へと発展しました。当日は両自治体の首長も臨席され、地域を超えた交流の輪が形となっていました。
 また、本事業の一環であるメッセージ集「ちょっと照れくさい孝行のメッセージ」は、今年で30周年記念号を迎えました。毎年全国から1,600点近い応募があるなか、集落の皆さんが30年間途切れることなく熱意を持って活動を続けてこられたことに、深く感銘を受けております。
 さらに今年は記念事業として、多可町地域共生推進協議会と連携し、紙芝居「孝行むすめ小春物語」が制作されました。丹波市の梅垣さんが20年かけてまとめられた伝記を基に、同協議会の小嶋さんが仕上げたものです。当日は梅垣さんの実演にたくさんの子どもたちも参加しており、物語が次世代へ確実に継承されていることを実感しました。
 市原集落におけるこれらの活動のように、各地域で伝統や文化が息づき、未来へ繋がっていくことを心より願っています。町としても、今後ともこうした集落支援に全力で取り組んでまいります。


 

2026年05月号より
春の門出、新しい風と共に

 うららかな春の日差しの中、4月9日に多可中学校の開校式が行われました。多数のご来賓や関係者、そして新2・3年生が参加し、新しい歴史の幕開けを祝いました。
 開校に先立ち3月に実施した内覧会では、想定を大きく上回る方々にご来場いただきました。当日は用意したスリッパが不足するなど、ご不便をおかけしましたが、皆さんの高い関心に、心から感謝しています。
 10日には入学式が行われ、新1年生を迎えた全生徒435人による新しい中学校生活が本格的にスタートしました。
 通学について、バス通学や、自転車通学に慣れるまでは、保護者の皆さんの不安も大きいかと思います。当初は戸惑うこともあると思いますが、最高の学び舎で、多くの友と交わり、希望あふれる未来へ向かって充実した中学生活を送れるよう、ご理解とご協力をお願いします。
 なお、多可中学校の開校により、隣接する「あすみる」「ココミル」「アスパル」周辺はこれまで以上に活気に溢れる場所となります。スポーツ、生涯学習、子育てなど、多様な用途にあわせて、ぜひ周辺施設もご利用ください。
 さて、役場でも新年度を迎え、合併後最大となる13人の新入職員が加わりました。新卒職員に加え、経験豊富な職員、そして杉原谷診療所で医療を支える高田医師と看護師も新たなメンバーとして着任しています。
 部署異動があった職員も含め、それぞれの持ち場で一刻も早く皆さんのお役に立てるよう精進するよう訓示しています。温かくお迎えいただけると幸いです。
 まもなく五月に入り、緑がまぶしく心地よい季節となります。皆さんが健やかに、充実した日々を過ごされますよう、お祈り申し上げます。


 

2026年04月号より
令和8年度スタート!

 いよいよ令和8年度が始まりました。
 昨年度は合併20周年事業や、多可中学校建設、西脇多可新ごみ処理施設建設などの大型事業が重なったこともあり、190億円超えの合併以来最高額の一般会計予算を編成し、事業を進めてきました。
 今年度は、大きな事業が一区切りし、多可中学校開校や、西脇市とともに運営している「みどり園」の運転開始、中央公園の再整備と、これまでの投資を住民サービスに展開する年となります。
 「実装から実感へ」を合い言葉に、充実した行政サービスに向けて、その効果を実感頂けるよう進めて参ります。
 3月初旬には、多可中学校の竣工式を行い、一般内覧会は、2千人近い方々にお越し頂き、開校前の真新しい教室や体育館などを見学頂きました。
 4月から、子どもたちの元気な声が溢れ、隣接する「あすみる」や「ココミル」、「アスパル」とともに、住民の方々との交流の場になることを期待いたします。
 そして新年度予算には、3月の補正予算に続き、「重点支援地方交付金の拡充」を受けて、物価高に対する緊急支援を組み込みました。
 まず、物価高や円安による事業経費の激変に対する支援として、中小企業を対象とした給付金を予算化し、多可町商工会の協力の下に実施します。
 また、令和8年度から、国の施策で小学校の給食費が無償化されることを受け、多可町独自の施策として、新しくスタートする多可中学校に通う生徒の家庭支援のため、交付金を活用した給食費の無償化も予算化しました。
 多可町としては、次年度以降も中学校給食の無償化に取り組むべく、さまざまな財源について検討していきます。
「住みたい町、住み続けたい町」
 このフレーズを掲げ、全職員が一丸となってより良い行政サービスを届けて参りますので、よろしくお願いいたします。


 

2026年03月号より
生活に寄り添う強い支援を

 今年の冬は、極端な気候となり、日本海側では記録的な大雪による被害も発生しています。
 多可町でも全町的に積雪や厳しい寒さとなりました。
 そのような中、1月29日に臨時議会が開会されました。
 主な内容は、国が定めた「重点支援地方交付金の拡充」をうけ、物価高に対する緊急支援施策の審議でした。
 この交付金とは、食料品の価格高騰に対する特別加算(いわゆる「お米券」)と、物価高対策の事業を支援するもので、自治体において速やかに実施するよう定められたものです。
 多可町では、「お米券」ではなく、食料品対策として、住民一人当たり8千円の地域振興商品券を配付することになりました。
 これまで、プレミアム率50%の商品券の販売を実施しましたが、議会からは、購入資金のない方々への配慮が不足している旨の指摘を受けました。その指摘を受け、今回は全住民へ配付する方法を採用しました。
 さらに、今年の4月から小学校の給食費が国から補助されることに先だち、町では次年度までの2・3月について、小中学校の給食費を徴収せず、交付金で負担します。
 物価高対策としては、子育て家庭の支援に重点を置き、国の子育て応援手当金2万円に、町独自で2万円を上乗せし、0歳から18歳までのお子さんがいる世帯に、子ども一人当たり4万円を支給します。
 さらに、エネルギー対策や熱中症対策として、省エネエアコン設置費用の助成を行うことで生活環境を保全し、特に高齢者の皆さんの健康維持に努めます。
 これに加えて、令和8年度予算にも、この交付金を活用した事業を計上し、議会の審査を仰ぎたいと考えています。
 8年度予算には、中小・小規模事業者の物価高騰対策や、多可中学校の給食費助成も検討していきます。
 「強い経済」を実現する総合経済対策として一刻も早く皆さんの手元に支援が届くよう、多可町議会とともに、全職員の勢力を上げて事務遂行に当たります。


 

2026年02月号より
変える勇気・変わる勇気

 今年の年明けは天候にも恵まれ、多可町でも素晴らしい初日の出を拝むことができました。
 1月5日の仕事始め式では、多可中学校の開校に向けて、子どもたちや保護者が安心して学校生活を移行できるよう、万全の準備を図るよう訓示しました。大きく変わるのは通学方法です。加美区・八千代区からの生徒の路線バスでの通学に合わせ、バス路線を大きく再編します。
 そして、多可中学校の南側にバス路線の拠点となるバスロータリーを整備し、中学生の安全な乗降や道路の横断に配慮します。
 これに伴い、4月から登下校時間に複数台の路線バスがこの周辺を走行しますので、近隣の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 また、1月11日に「多可町はたちのつどい」を開催しました。
 多可町と同じ年度に生まれた学年ということで、まさに20年間、まちと共に歩み、成長してきた皆さんが多かったのではないでしょうか。
 当日は、たくさんの来賓や当時の先生方、保護者の皆さんの臨席のもと、151人の若者が出席され、ベルディーホールがより一層華やかでした。
 式の中で、代表者から「誓いのことば」を受け取りました。その中には、これまで全力で駆け抜けてきたことや、お世話になった方々への感謝とともに、今後自分たちが立ち向かうべき「人口減少、医療、福祉」の諸問題への覚悟を示してくれました。
 そして最後に、大人気漫画「進撃の巨人」の台詞から
If there is someone who can change something.
It must be someone who can give up something important!
という言葉をいただきました。
 親世代である私としては、「変化には犠牲が伴うが変化を恐れない」という決意として受け止めました。
 彼らが、ふるさと多可町に帰り、新しい多可町を創ってくれること、そしてその熱意を感じた式典でした。


 

2026年01月号より
 新年あけましておめでとうございます。
 皆さまには、穏やかな新年をお迎えのことと心よりお祝い申し上げます。
 2026年「午年(うまどし)」の幕開けです。
 活力と情熱に満ちた午年は、これまでの取り組みを確かな実りへとつなぐ年とも言われます。本年も、未来への挑戦を恐れず、地域の力を結集し、持続可能な発展を進めていく一年にしたいと考えております。
 さて、昨年は多可町制20周年という大きな節目の年でした。
 年頭(1月4日)には本町出身翁田大勢投手をお招きした20周年記念トークイベントを皮切りに、4月には住民の皆さまの「やってみたい!」が詰まったあすみるが開館しました。あらゆる世代の方が集い、生涯を通じて自分らしく花開く拠点として大いに活用いただいているところです。そして、8月には20周年記念式典を執り行い、多くの皆さまとともにこれまでの歩みを振り返り、次代へ向けて決意を新たにする機会となりました。
 その一方で、物価高や米騒動、さらには猛暑や獣害など、住民の皆さまの生活を脅かす不安が続いております。
 改めて、「逆風を暮らしの力に変える 実装から実感へ」を胸に、日々の暮らしに寄り添い、まちの未来を形づくる取り組みを、誠実に、そして確かな実行力をもって前へ進めていく決意です。
 3期目の重要課題として、「公共交通の最適化」、「部活動の地域展開」、そして「RMPによる支え合いの輪づくり」を軸に、令和8年は、4月開校の「多可中学校」への通学支援や高齢者の移動手段の確保など、日々の生活に直結する取り組みを丁寧に積み重ねてまいります。
 また、スポーツ・文化の地域展開で、若い世代の挑戦を地域全体で支え、誰もが役割と居場所を持てる包摂性の高いまちを目指し、多可町に住んでいて良かったと実感いただけるよう取り組んでまいります。
 今後も、これまで以上に住民の皆さまの声に耳を傾けながら、国・県とも連携して進めてまいりますので、さらなるご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、皆さまのますますのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。


 

2025年12月号より
3期目への思い 就任のごあいさつ

【通学と暮らしを支える公共交通の最適化】
 令和8年4月開校の統合中学校の通学手段として、地域公共交通を積極的に活用します。路線バスの通学を進めることで、運行の安定性と利便性を地域全体で維持し、次代に公共交通を引き継いでいくことが求められます。 
 また、高齢化の加速に伴い、子どもたちだけでなく、高齢者の移動手段確保が喫緊の課題です。
 医療・買物への移動を維持することが、健康や生活の質を保つことに繋がります。
 誰もが安心して移動できる町を実現するために、通学・通院・買物・交流という生活動線を1つの設計図で考え、これに見合うサービスの確立と運行の最適化を着実に進めます。
  
【部活動の「地域展開」で世代をつなぐ学びと文化・スポーツの波及】
 多可町では、令和8年度の中学校部活動の完全廃止をふまえ、子どもたちのスポーツ・文化活動の地域展開を進めています。
 町・地域・学校が連携しながら、子どもたちの「やってみたい」という思いを「続けていける」環境整備を行うことが必要です。
 競技力や表現力の向上はもちろん、経験や体力、年齢に応じて日頃の練習や活躍の場を通して、子どもたちの挑戦が地域の誇りとなり、地域の知恵や技が子どもたちの学びを深める「双方向の循環」となることを目指します。
 この地域展開をきっかけに、子どもたちが地域に溶け込み、多彩な分野で力を発揮し、そしてあらゆる世代が交流することで、世代間の協働を促進していきます。
 「あすみる」などを核とした地域展開は、生徒の活動機会の均等化と、保護者や指導者の負担軽減を両立させながら、学び・文化・スポーツを世代でつなぐ多可町ならではの取り組みです。
 地域への完全展開までに、まだまだ越えなければならない課題はありますが、産みの苦しみを関係者と分かち合いながら、着実に広げ、まち全体を舞台にした生涯の学びと挑戦の輪を作っていきます。
 
【RMPで育む「支え合いの循環」と「集落の安心網」】
 今年の3月に、住民の皆さんで構成されたRMP準備委員会から「RMPまちづくり宣言」を受け取りました。宣言には、世代や背景、国籍や立場を越えて壹人一人がつながり、助け合い、楽しみながら活躍することで、多可町というプランターに色とりどりの花を咲かせ、希望の花が咲き誇る町を目指すという、温かく力強い思いが込められています。
 高齢化が進む中で、買物支援や通院の付き添い、見守りや声かけなど、日常生活を支える細やかなニーズが確実に増えています。
 各区の地域局が、このRMPの拠点となるように進め、地域ボランティアや事業者、社会福祉協議会、行政がひとつの線でつながる体制を整え、地域の困りごとに対して人や場所をつなぎ、寄り添う地域づくりを進めます。
 
【一人一人の力を集結させ、一歩一歩確実に前へ】
 若年層の規模縮小に伴う少子化、高齢化が進むことで、医療・福祉・地域交通など、あらゆる分野で住民の皆さまへの負担が大きくなります。
 この人口問題に正面から取り組み、若い世代が「多可町で挑戦したい」と思える舞台を整え、その挑戦を、技術と知恵を持つ高齢世代が支えるまちづくりを進めることが重要です。
 重要課題が山積する3期目ですが、私たち行政が、現場目線で課題を捉え、限られた財源の中で、事業の目的・成果・費用対効果などを今一度明確にします。そして、住民の皆さまの安心と将来の負担軽減の両立を図るとともに、民間の知恵と機動力、地域の多様な力を一つの力に束ねることで、誰もが、住みたい町、住み続けたい町と思える多可町へ、一歩一歩丁寧に確実に前進させていきます。


 

2025年11月号より
稲穂のようにしなやかで心(しん)のある町づくりを

 10月の3連休は、町内の各地で秋祭りが行われました。天気にも恵まれましたが、予想以上の暑さに、乾杯のお酒も進んだのではないでしょうか。
 そんな中、町内の圃場には、山田錦の稲穂が、黄金色に染まりながら撓わに頭を垂れ、収穫の時期を迎えました。農家の皆さんには、記録的な猛暑の中での農作業は、心身ともに過酷であったと存じます。
 多可町の山田錦は、その品質向上や収量の確保を目的に、確実な受入先となる蔵元との間で、「村米制度」の関係が長年築かれてきました。
 10月になると、蔵元から山田錦の出来映えを確認するために現地を訪れる「検見(けみ)」という交流事業があります。
 この「検見」には、酒蔵の社長や酒杜氏など、酒蔵の重鎮が多可町の圃場を訪れます。今年は猛暑の影響が心配ではあるものの、台風などの災害もなく収穫期を迎えており、「検見」においても十分満足いただける出来映えであったようで、生産農家にとっては一安心といったところだと思います。
 行政課題としては、次年度の予算編成に向けて、今年度の事務事業評価を行うシーズンとなってきます。
 各課の業務の達成状況や遅延状況、そして今後の課題を職員間で共有して、課題解決に向けて協議検討し、次年度の政策展開や予算の準備に当たって参ります。
 11月は4年に一度の選挙を迎えます。
 行政課題の評価とともに、町民の声をしっかりお聞きし、持続可能な自治体運営に邁進して参ります。


 

2025年10月号より
災害に強い町、敬老文化のまち

 暦のうえでは秋ですが、大変暑い気候が続いており、秋を感じられないのではと心配になるほどです。
 しかし、田んぼには収穫を待って、十分に頭を垂れた黄金色の稲穂が風に波打っています。この季節は稲穂の大敵である台風による災害も心配な時期で、無事に収穫できることを祈るばかりです。 
 日本各地でも災害が発生しており、町では災害に備えるため、9月7日に「多可町防災訓練」を実施しました。
 今回の訓練は、未明からの豪雨により、各地で浸水・土砂災害が発生した、との想定で、各集落の自主防災組織や消防団の協力を得ながら避難訓練を中心に計画しました。
 早朝より、住民自らの避難訓練や、消防団による消火訓練の指導など、皆さん真剣に取り組んでいただきました。
 役場職員も、災害対策本部の設置訓練や、情報伝達、要支援者の安否確認など、災害対策の基本を確認するとともに、実際に避難所を開設し、その運営訓練も行いました。
 あすみるでは、避難所設備として、仮設トイレやテントの設営、女性防災チームによるアルファ化米とカレーの炊き出しを行い、参加いただいた皆さんにも本番さながらの訓練を実感していただきました。
 そして、9月15日には日本で一番歴史の長い、敬老の日の式典「喜寿敬老会」を、ベルディーホールで行い、今年喜寿を迎えられる350人のうち、79人に参加いただき、食事や余興などをお楽しみいただきました。
 まだまだ皆さんお若く、「元気な高齢者は多可町の財産です」この言葉を実感しています。
 皆さんのご健勝を祈るとともに、多可町が長年培ってきた敬老の精神を守り、これからも「敬老文化のまち」を受け継いでいきます。


 

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