8月5日(月)校外人権学習として岡山市人権啓発センター、岡山市渋染一揆資料館へ行ってきました。
中町中学校からは19名の生徒が参加しました。
渋染一揆について以下、資料からの引用です。
「渋染め一揆は岡山藩における出来事です。
江戸時代の身分制社会の中で農民や町民とは分け隔たれ厳しい差別を受けていた人々が服装などにまで加えられようとした差別に対して団結して立ち上がり同じ人間として当然の要求を貫いて成功させた全国的にも素晴らしい取組です。
岡山藩で差別を受けていた身分の人たちは、財政再建のための藩政改革の柱の一つである藩内の全ての者に対する質素倹約の方針のあおりを受けて、1856年(安政3年)に出された倹約令・別段御触書により、公式の場の紋無し・柿渋による渋染の着衣、他村へ行く時には下駄履きの禁止などを強制されました。
これに対し、差別を受けていた身分の人たちの代表者が集まり、白い死装束を着て非武装で強訴を行い、武装した藩士と交渉し、その結果、嘆願書を藩主に渡すという要求は実現し、御触書は撤廃されました。
しかしその後12人の代表者が呼び出されて牢屋に入れられ、一人は釈放されましたが6人が牢屋で亡くなりました。
その後牢屋内外での努力により残りの5人も釈放されました。
この取組は明治以降の差別解消の取組に受け継がれていきました。」
資料館を見学した後、実際に一揆が行われた地をフィールドワークし、当時の様子を肌で感じました。
今回の学習を通して、生徒たちは部落差別の厳しさと不合理さ、そしてそれに向かって勇気を持って立ち上がった人たちの思いを肌で感じることができたように思います。
渋染一揆資料館に到着!
資料館の方から説明を聞きました!
フィールドワークを行っています!
一揆の人たちと役人たちとが対峙した地!