11月20日(水)、午後よりベルディーホールで多可高等学校主催の「生き方講演会」が開催され、多可高校の全校生に加えて本校3年生の生徒全員がお話を聞かせていただきました。
今回の講演会のテーマは、「被爆体験をされた方の思いを知る」ことです。
お話は被爆体験をされたTさんからの聞き取りを元にして、そのお話の伝承者としてSさんが講演をしていただきました。
Sさんは大きな病気になられたことをきっかけに今の自分に出来ることをやっていきたいと思われ、被爆体験伝承者になられたそうです。
Sさんのお話を通して、
戦争のときには焼夷弾と言って火事を起こさせるような爆弾が降るように落ちてきたこと、
広島に落ちた原子爆弾やその後の黒い死の雨でたくさんの方が亡くなられたこと、
今でも全世界で核爆弾が13,865個も存在しており、そのほとんどがアメリカ合衆国とロシアが保有していること、また、北朝鮮やインド、パキスタンと言った国も保有していること
もし、インドとパキスタンが核戦争を起こせばその原子雲で日本まで真っ黒な空になることなど、
Tさんの体験を、まるで自分が体験されたかのようにリアルにお話をしていただきました。
改めて「戦争は絶対に起こしてはならない」という強い思いが生徒たちの心にも響いたように思います。
毎年のことですが、多可高等学校に講演会に3年生を招待いただきよい学習の機会をいただけることに感謝しています。

全員席に着きました!

校長先生が講師のS先生を紹介!

各クラス毎に座りました!

原爆ドームはもと産業奨励館だった!