予防接種

子宮頸がん予防接種について

 

子宮頸がん予防接種について

 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる疾病です。
 HPVは、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染する可能性のあるもので、その一部が子宮頸がん等を発症します。
 100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの50~70%は、HPV16型又は18型が原因とされています。
 子宮頸がんは国内で年間約11,000人が発症し、年間約2,900人が死亡すると推定されています。
 ワクチンを接種することで、HPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し早期治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。 
 副反応としては、注射部位の疼痛、発赤及び腫れなどの局所反応と発熱、倦怠感などの全身症状とがあり、その多くは一過性です。医療機関から副反応の疑い例で報告された重篤症例の発生頻度は、サーバリックスは0.0079%、ガーダシルは0.0054%、シルガード9は0.0006%です。(販売開始から令和5年(2023)年9月30日までの数値。令和6年(2024年)1月第100回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会資料2-8、2-9、2-10から)
 

定期予防接種について

 現在、定期予防接種として公費(無料)で接種ができるのは次の人たちです。

【対象】
小学校6年生から高校1年生までの女子

【接種可能なワクチン】
■サーバリックス(2価ワクチン)
1か月の間隔をおいて2回接種を行ったあと、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回行う。

■ガーダシル(4価ワクチン)
2か月の間隔をおいて2回接種を行ったあと、1回目の接種から6か月以上の間隔をおいて1回行う。

■シルガード9(9価ワクチン)
1回目を小学6年生~15歳になるまでの間に受ける場合:6か月の間隔をおいて2回行う。
1回目を15歳~高校1年生までに受ける場合:2か月の間隔をおいて2回、1回目から6か月の間隔をおいて1回行う。

【接種の際の持ち物】母子健康手帳、予診票、保険証

※事前に協力医療機関に予約して接種しましょう。
 

子宮頸がんキャッチアップ接種を忘れていませんか?

 子宮頸がんの積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃していた年代の対象に対して3年間設けていたキャッチアップ接種は令和7年3月末で終了します。
 3回の接種終了までに6か月の期間が必要なため、希望される方はできるだけ早く接種しましょう。
 予診票を紛失された人はお渡ししますので、母子健康手帳を持って健康課(アスパル)までお越しください。

対象者:平成9年度~平成19年度生まれの女子

【接種の際の持ち物】母子健康手帳、予診票、保険証

※事前に協力医療機関に予約して接種しましょう。
 
■協力医療機関は <こちら>

<問合せ>
健康課(アスパル)
0795-32-5121
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