最初の見学地は龍安寺です。京都には、世界遺産として知られている名園が数々あり、龍安寺もその一つです。これらの庭園造りは、室町時代に「善阿弥」という庭つくりの名人と、彼の子どもの「小四郎」、孫の「又四郎」によって大成されたと言われています。 彼らは「山水河原者」と呼ばれる当時差別されていた人々でした。
当時の人々は、日常とは異なる状態を「ケガレ」ととらえ、人の死、出産、災害、犯罪などとともに、庭園造りも「ケガ レ」に関わるものであるととらえられてしました。
これらの庭は、日本の文化を代表するもので、禅の世界観を表現するための高い造園技術が必要であり、世界的な価値があります。