4年生は、福祉学習で、知的・発達障害者疑似体験啓発隊「ぐぅ ちょき ぱぁ」より講師を招き、人それぞれに違いがあり、その違いを認め合ったり、支え合ったりすることの大切さを学びました。
学習を深めるために3つの体験をしました。一つ目はお題を絵に描く体験です。「バナナ」や「ボール」と言ったお題はイメージして描けましたが、「ちょっと」や「きっちり」というお題にはみんな戸惑いました。イメージしにくく、個人差が大きくなるからです。個人差があって当たり前であり、イメージしにくいときは、分かりやすい言葉に言い換える等、配慮することの大切さを学びました。二つ目は、1枚の写真を一瞬見て、写っていたものを出し合う活動です。写真一杯に白くて大きな鳥居が写っていたので、みんなそれに目が行きましたが、個によっては、周りの景色や看板などに目がいく子もいて、それも個性として認めていくことが大切であることを知りました。最後の体験は、ハングル文字を書き写す体験です。決められた時間の中で、講師先生の「早く書き写しなさい」という声がプレッシャーを与えます。この体験を通し、人それぞれ書くスピードが違うので、それを待つことが大切であることを感じ取りました。
みんな違ってみんないい。違いを認め合える集団作り、そして違いを認めた上で助け合える思いやりの心を育てていきたいと思います。