9月25日(水)4校時、兵庫県立大学ソーシャルメディア研究会所属で兵庫県警学生サイバー防犯リーダーの二人の学生を講師に招いて、スマホケータイ安全教室が開催されました。
自己紹介の後、生徒たちにスマホやケータイを持っているか、使ったことがあるかなどの質問があり、その後早速お話に入りました。
まず、最初に、「SNSの使い方を誤ったときには、一生消えない傷になること、トラブルに巻き込まれることがあること」という結論を話していただいた後、動画事例に入りました。
最初の事例は、<今度は私>です。
仲良しグループのラインの書き込み内容を勘違いしたことからいじめに発展した内容でした。
クラスのお楽しみ会で絵里が和子に対して「選曲のセンスよくない」とラインに書き込み、絵里は「選曲のセンスがとてもよい」と言うことを伝えたかったのに、和子はそれを「選曲のセンスが悪い」と捉えたことから、愛と真由美に対して絵里を仲間はずれにするよう呼びかけいじめがはじまります。
しかし、その中味があまりにひどかったので、愛と真由美はそのことを絵里に伝えて絵里と仲直りします。
そして今度は逆に絵里と愛と真由美が和子を仲間はずれにしていくいう内容でした。
愛と真由美は傍観者の立場だったのに結局はどちらのいじめにも荷担することになっています。
愛と真由美のように、いじめをとめようとしないことも結局はいじめに荷担することと同じであるということ、そして、それを防ぐためには、周りに流されない、相手の立場を考え相手の気持ちを想像することが大切であるということを学びました。
二つ目の事例は、<取り戻したい時間>です。
太郎は生徒会や野球、勉強に頑張っていましたが、少し成績が下がってきてむしゃくしゃした精神状態から気晴らしで始めたゲームに塡まってゲーム依存症となり、その後も課金をしたり勉強や部活動がまったく手につかなくなるという事例です。
WH0(世界保健機関)でもゲーム依存症は病気であり入院したりときには亡くなってしまう場合もあるとのことでした。
「今は何をする時?」「ここは何をする場所?」などと振り返りルールを決めることの大切さを学びました。
最後の事例は、<つぶやきに答えてくれた人>という内容です。
ルナは学校での悩みをSNS上でつぶやきます。
それに対してトモキと名乗る人物が共感してくれて相談に乗ってくれます。
その後もルナの悩みを親切に聞いてくれるトモキのことをルナはすっかり信用し、ルナの写真を送ってほしいというトモキの依頼に応えます。
しかし、次第にエスカレートするトモキの行動に(自分の家の前から今ルナの家の電気が消えたね)とか、(ルナに頼まれて友だちのインスタグラムを荒らしたと言いふらす)などど言われ、大きな恐怖に襲われたという話です。
この事例を通して、インターネットで知り合った人に個人情報を教えないこと、弱みを教えてしまうと脅しの材料となること、簡単に人を信じないこと、困ったことがあったら大人に相談することなどを学びました。
少し怖いお話ばかりでしたが、生徒たちが少しでもSNSの恐ろしさを知り、正しくSNSと付き合っていってくれることを願っています。
( ※ 上記事例に出てきた名前はすべて架空のものです。)

動画を見て、振り返ります!

どこが悪かったのかわかる人?!

真剣に話を聞いています!

講師の学生さんと一緒に給食を食べました!