本日5・6校時、3年生が家庭科の授業の一環として、「読み聞かせの授業」を行いました。講師としてお迎えしたのは、多可町で活動されている読み聞かせグループ「あいあい」さんです。この授業は、家庭科の単元「幼児の生活と家族」「遊びを豊かにする物」の学習の一環で行われるもので、絵本の魅力を味わいながら、「読む」ことを通して心をつなぐ体験を大切にしています。教室に絵本の世界が広がったのは、授業のはじまり。「あいあい」さんによる読み聞かせの実演が始まると、生徒たちは自然と静まり、絵本の世界に引き込まれていきました。声の抑揚や間の取り方、登場人物の感情を込めた語り口に、生徒たちは身を乗り出して聴き入り、「ただ読む」以上の力が絵本にはあることを実感しているようでした。
読み聞かせの後は、生徒同士の活動へ。グループごとにお気に入りの絵本を持ち寄り、それぞれのおすすめポイントや、心に残った場面、読んで感じたことなどを紹介し合いました。絵本を囲んで笑顔で語り合う様子は、とても和やかで、楽しげな空気に包まれていました。
その後、各グループで選んだおすすめの絵本をクラス全体に向けて発表し、「読む側」としての気づきや発見を共有しました。授業の最後には、「あいあい」さんから絵本との向き合い方、そして読み聞かせのコツについても教えていただきました。生徒たちは熱心に耳を傾け、真剣に学ぶ姿が印象的でした。今後は、子育てふれあいセンターより、子育てインストラクターの方と親子をお迎えし、実際に幼児とふれあう授業も予定されています。今日の体験が、子どもたちと心を通わせる大切な一歩となることを願っています。
多可町立中町中学校




































