毎週火曜日、放課後の図書室からは、鉛筆の走る音や静かな質問のやり取りが聞こえてきます。生徒たちは今、「放課後がんばりタイム」に取り組んでいます。この取組は、ノー部活動デーである火曜日の放課後の時間を活用し、地域の方々にご協力いただいて行う補充学習の時間です。図書室には、授業の中でわかりにくかった内容をもう一度理解しようと、生徒たちが教科書やワーク、問題集を片手に集まってきます。この時間は、生徒が自分の課題に向き合い、学力向上を目指して主体的に学習に取り組む貴重な機会です。教科書やノートを広げて黙々と問題に取り組む姿勢からは、普段の授業とはまた違った集中力が感じられます。ある生徒は、地域の先生に質問をしながら、つまずいた問題を丁寧に解き直していました。また、友達と一緒に課題に取り組む姿も多く見られ、お互いに教え合い、励まし合いながら学びを深めている様子が伝わってきます。「放課後がんばりタイム」は、ただの勉強時間ではなく、自分自身と向き合い、「できるようになりたい」という気持ちを形にする大切な場でもあります。地道な努力の積み重ねは、必ず成果へとつながっていきます。これからもこの時間を大切にしながら、それぞれの目標に向かって、一歩ずつ着実に前進していってほしいと思います。