今日は、1年生が校外学習で「わくわくオーケストラ」に出かけました。生のオーケストラ演奏を聴くのは、ほとんどの生徒にとって初めての体験です。最初に演奏されたのは、ビゼー作曲「カルメン組曲第1番」より《闘牛士の行進》。続いて、ベートーヴェンの「交響曲第5番《運命》」。リズミカルな旋律と迫力ある演奏に、生徒たちはあっという間に引き込まれていきました。その後は、楽器紹介のコーナー。弦楽器5種類、木管楽器4種類、金管楽器1種類――合計10種類もの楽器を、親しみのある曲にのせて一つひとつ紹介してくださいました。楽器の音色や特徴を、楽しく学ぶことができました。演奏はさらに続きます。ワーグナー作曲「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より《第1幕への前奏曲》、そしてシベリウスの「フィンランディア賛歌」。それぞれの曲にまつわる歴史的背景や場面の情景も、テロップで丁寧に解説され、理解を深めながら鑑賞することができました。約70名もの奏者による大迫力の演奏に、まさに体全体で音楽を感じる時間となりました。終盤には「ラデツキー行進曲」を、会場全体で指揮に合わせて手拍子を打ちながら楽しみ、最後は「ふるさと(嵐)」をみんなで大合唱。会場全体が一つになって、音楽を心から楽しみました。本格的なオーケストラの演奏を間近で体験できた、貴重な一日となりました。この体験をきっかけに、クラシック音楽やオーケストラに少しでも興味をもってもらえたら嬉しいです。
多可町立中町中学校




























