本日午後7時30分より、ベルディーホールにて「多可町PTCA子育てフォーラム」が開催されました。このフォーラムは、21世紀を担う子どもたちの健全な成長を願い、学校・家庭・地域社会が一体となった教育支援体制づくりを考えることを目的として実施されています。会場には、町内の学校園やPTA、民生児童委員の皆さまなど、多くの方々が来場されました。
今年度は、前中町中学校スクールカウンセラーで臨床心理士の山本直美先生を講師にお迎えし、「思春期って? ~思春期の子どもの理解と対応~」と題してご講演をいただきました。スクールカウンセラーとして25年間、子どもたちと向き合ってこられたご経験をもとに、子どもたちから教わったことに加え、脳科学・生物学・心理社会的な側面から見えてきた思春期の姿についてお話しいただきました。
特に「愛着と感情制御の重要性」、そしてその力を育む関わりとして、
・子どもの思い、とりわけネガティブな感情も言語化して受け止めることの大切さ
・“しつけ”とは、不快な感情を安定して受け止める姿勢と、してはいけないことを揺るがずに伝える“優しい強さ”の両立によって成り立つこと
・葛藤を恐れず、親が子どもと丁寧に向き合うことの重要性(ただしタイミングも大切)
など、子どもの成長を支える上で欠かせない視点について、具体的で分かりやすい助言をいただきました。参加者一人ひとりにとって、日々の子育てや教育活動を見つめ直す貴重な機会となりました。
多可町立中町中学校
























