兵庫県では、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みとして、平成18年度から「県民緑税」(県民税均等割の超過課税)を導入し、森林の防災面での機能強化を図る災害に強い森づくりや、都市環境の改善や防災性の向上などを目的とした都市の緑化を進めてきました。
近年の災害の甚大化、頻発化により災害リスクは依然として高く、まちの中心部での緑地の不足や量の地域的な偏在がある状況などを踏まえ、これまでの成果を活かした災害に強い森づくりとまちなみ緑化を今後も計画的に進めていく必要があることから、第4期課税期間(課税期間:令和3年度から令和7年度まで)とされました。
税率(年額)
○個人 800 円(現行の個人県民税均等割 1,000 円に上乗せ)
○法人 均等割額の10%相当額(資本金等の額に応じ2,000 円~80,000 円)
※ 住民税(県民税)と併せて納めていただきます。均等割が課税されない人は対象となりません。
※ 個人は、東日本大震災の復興特例加算分として、別途年500 円が加算されます(令和5年度まで)。
活用事業
○災害に強い森づくり(森林の整備)
森林の防災面での機能強化を図るため、危険渓流沿いの防災機能や斜面の浸食防止機能を強化する緊急防
災林整備、針葉樹林と広葉樹林の混交整備、里山防災林整備、野生動物共生林整備、住民参画型森林整備、
都市山防災林整備を実施します。
○県民まちなみ緑化事業(都市の緑化)
都市環境の改善や防災性の向上などを目的に、住民団体等により実施される植樹や芝生化などの緑化活動
に対して支援を行います。
関連サイト
兵庫県 県民緑税