観光・産業・建設

県民緑税を活用する事業

 県民緑税を活用して、杉・檜などの高齢人工林の部分伐採を促進し、広葉樹や若い針葉樹を植樹することによって水源保全能力を高め、災害に強い森づくりや防災・環境改善のための事業です。

県民緑税とは

 森や里山、公園や街路樹木などの『緑』は、洪水・渇水防止・土砂の流出防止をはじめ温暖化防止、気候緩和や大気の洗浄、火災の延焼防止、やすらぎ空間の創出など多様な公益的機能を有しており、私たちの生活に密接にかかわっています。
 『緑』、特に樹木が公益的機能を十分に発揮するためには、多くの労力と長い年月が必要である一方で、必要としたときにすぐに作り出すことは出来ません。
 そこで、兵庫県では、豊かな『緑』を次の世代に引き継いでいくために、県民共通の財産である『緑』の保全・再生を社会全体で考え、県民総参加で取り組む仕組みとして税金「県民緑税」を導入しました。

 〔個人〕年額800円
     ※住民税(県民税)と併せて納めて頂いています。
     ただし、均等割が課税されていない人は対象となりません。
 〔法人〕資本等の金額に応じ、年額2,000円~80,000円納めて頂いています。


 公的支援によるスギ・ヒノキの人工林の間伐や里山林の再生・森林ボランティア育成1万人作戦等に取り組んでいます。また、防災面での機能を高める「防災に強い森づくり」に取り組むこととし、県土の保全や安全・安心な生活環境の創出を図っています。
 詳しくは、兵庫県のホームページまで こちら 

緊急防災林整備(斜面対策)

 スギやヒノキの人工林が大半を占める急傾斜地や危険渓流内の森林を対象に、間伐木を利用した土留工を設置します。

緊急防災林整備(渓流対策)

 被災した渓流や、スギ・ヒノキ人工林が大半を占め、土石流や流木災害が発生する恐れのある危険渓流森林を対象に、流木災害の軽減を図るため、危険木の除去や災害緩衝林整備、簡易流木止め施設の設置など渓流沿いを整備します。

針葉樹林と広葉樹林の混交整備事業

 樹種・林齢が異なる水土保全能力の高い森林に誘導するため、大面積に広がる手入れ不足のスギ・ヒノキの高齢人工林を部分伐採し、その跡地にコナラなどの広葉樹を植栽します。

里山防災林整備事業

 倒木や崩壊の危険性が高い集落裏山を対象に、山地災害防止機能を高めるため、危険木伐採などの森林整備や簡易防災施設の設置を実施しています。

野生動物共生林整備事業

 野生動物による農作物被害や人への精神的・身体的被害が生じている地域において、人と野生動物の棲み分けを図るため、バッファーゾーン(見通しの良い地帯)を設けるとともに、野生動物の生息地となる広葉樹林やシカ食害により公益的機能が低下した広葉樹林を整備します。

住民参画型森林整備事業

 地域住民やボランティア等による、里山防災林整備や野生動物共生林整備等、自発的な「災害に強い森づくり」整備活動に対し、資機材費等を支援します。

お問い合わせ先

産業振興課 電話0795-32-2388
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