こんばんは。たかおこし隊の黒川です。
今日のたか歩きは
多可町のふるさと納税返礼品(肉)の写真・WEBバナー
&
夏の食事を美味しそうに撮るコツ
・三原色のバランス
・季節感がある食器で
・炎や煙が見えるように
・もう一歩近づいて
がテーマです。
コンロの火を消した瞬間、ピンポーン ――
インターホンに呼ばれて玄関に降りると、封筒を持った配達員に「お名前を、フルネームで」と求められました。
「今日はなんて書こうかなぁ、3時間しか寝てないからボナパルトでいい?」なんてふざけたら、チークトゥチークな配達員さん(マッチョメン)に封じられるでしょう、あっけなく、無駄口を。ぼくは黙し、苗字と氏名を書いて玄関を閉めました。そのとき、「あれ……?」っと気づいたんです。
湿気がない。暑くもない。
「夏の盛りらしからぬ午後じゃないか!」
途端に気をよくして、「自転車にでも乗ろー」とサドルに跨ったのは先日、日曜日。皇帝自慢の太鼓腹もデデンとご機嫌です。いざゆかん、マレンゴ!
と、ゆらめきポタリングの話は後回しにするとして ――
「美味しそうに撮る仕事、夏」のスタートです。
真夏の肉祭り
これはもう、明日は焼肉ですね(笑)
地域商社RAKUの返礼品撮影は、RAKUに所属する地域おこし協力隊の同僚・Xさんと一緒に準備をし、現場に臨んでます。
まず軽くイメージを喋ってから、それぞれに本格的なイメージづくり。後日、打ち合わせで必要になる材料や道具、盛り付けの雰囲気まで細かくすり合わせ、いざ撮影。
肉にしても、1品(シリーズ)に2~3日くらいかけ、撮ったデータを元にレタッチ/バナーデザインを行います。
いまや事務所の別室は調理器具や食器でいっぱい。最近はテラスに野菜やハーブも……
そうそう、今回の牛タン。盛り付けはプロの手仕事です。
肉って触れると柔らかくなったり、肉汁が出てまずそうになったりしますけど、肉の花飾り、ため息がでますねー。
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夏の食事を旨そうに撮るなら?
冒頭にも書きましたが、夏の食事(野外)を美味しく撮ろうと思ったら、太陽の位置はカメラマンの斜め後ろ(逆光じゃなければ)とか、露出は1段、2段落として撮り始める(白飛び防止。黒の割合が多いほうがドラマチック)みたいな基本以外だと、
・三原色のバランス
・季節感がある食器で
・炎や煙が見えるように
・もう一歩近づいて
このあたりを気にしながら撮ってます。
すこし説明を足しますね。
三原色のバランス
美術の教科書に載っているアレ、三原色。白、黒、黄土色です。
嘘をつきました!
正しくは青、赤、黄色の三色。
青は緑でもいいんですが、画面のなかにこの三色がバランスよく配置されていると、賑やかな写真が撮れます。
バランスよくというのは均等ではなく、メリハリ。赤や黄色は発色が色なので、「小さい面積でOK」みたいな配分ですね。
強い色の数が多すぎる(面積が多すぎる)と、主題以上に目立ってしまう危険性も。
季節感がある食器
これはズバリ、ガラス。小鉢にしてもガラス製だと夏らしさが出ます。料理皿の端っこにジョッキグラス&生ビールなんて組み合わせが写っても、季節感がぐっと高まります。
陶器にしても水色~青のグラデーションは夏を感じさせるし、太陽のイメージがあるオレンジも重宝されるカラーです。
そういえば食器を夏らしい色で選んだとき、撮影し終えてから「描かれた植物・食材が春ものだった!」と気づいたことがあります、経験不足だっただけですが、それにしてもズーンときたなあ……
炎や煙が見えるように
バーベキューなら火と煙を写したいですね。
ほかにはぽたぽた落ちる肉汁とか、ソースがフライパンの上でばちばち跳ねる様子、とか。
野外で晴天ならシャッタースピードを上げられるので、ビギナーさんはぜひ挑戦してみてください。
1/500くらいで汁物や水滴、玉のように止まるんじゃないかなあ。
カメラの設定をシャッタースピード優先にすると簡単ですよ。
もう一歩近づいて
ここから撮れば充分かな?と感じたところから、もう一歩前に出る。これはぼくの鉄則。それだけでモチーフの表情がぐっと引き締まったり、奥深くなったりするから不思議です。
ただ、バーベキューは注意が必要。レンズが焦げる危険性があります(笑)
写真たくさんで縦長の記事になったので、自転車ちゃりちゃりのお話は、またの機会にー
(2021年8月17日)