少し前になりますが、兵庫県西脇市の北はりま職業訓練センターで開催された「播州織入門」を受講しました。
全4回/各3時間の講座は、分厚い資料が2冊配られ、入門編にしてはずいぶんと専門的。染色の工程に至っては化学式や化学用語が入り乱れ、外国語の授業を受けているような気持にさえなりました(笑)
これまで、ぼくに播州織を経験させてくれたのは、多可町の若手職人が集う播州織ネクストジャパンの皆さん。工場見学や撮影・制作で何度もお世話になり、そのたびに播州織について詳しく教えていただきました。
今回の講座で、素材から仕上げまでを時系列に、かつ総合的に教わったことで、ネクストジャパンの皆さんから教わった知識や技術を工程の中で整理でき、以前よりは俯瞰して見られるようになりました。
同時に、技術の複雑さ・難しさ、歴史的な奥深さも見えてきて、まだまだだなーと果てしない気持ちですが、これからも播州織ソーイングで播州織に触れたり、縫い合わせたりする体験にプラスし、学んだ知識を取材に活かそうと思います。
それにしても……染色や加工、柄と模様の設計・製織!
播州織に関わる職人さんは細部を見極め、日々、すごいことをされてるんですね。
(2022年2月8日)