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【 たか歩き/031 】近況と多可町の桜(2021年4月11日)

地域おこし協力隊がカメラ片手に多可町を歩き、その様子をリポします

別れと出会い


4月なのに八千代区は氷点下 ―― たかぎ隊員の投稿に、多可町の春の峻厳を知りました。

こんにちは。たかおこし隊の黒川です。
新年度が始まり、一週間。皆さま、いかがお過ごしでしょう。

我々、たかおこし隊(多可町地域おこし協力隊)は大きな変化がありました。

まず、役場の地域おこし協力隊担当者・Sさんが移動……。Sさんには着任後の生活や企画、活動内容、原稿チェックなど幅広く相談していました。そもそも、初めて多可町に来た時、Sさんの案内でなければ、多可町地域おこし協力隊に応募していなかったかもしません。歩く多可町辞典のような上司を失ってショックです。



 



明るい兆しは、たかおこし隊が新隊員を迎えたこと。
「広報たか4月号」の紹介記事(広報20ページ)でご存じの方も多いと思いますが、滋賀県出身の小迫さんが着任しました
これで、たかおこし隊は7人。
メンバーや新担当Mさんに力を借りながら、よりよい情報発信を行ないたいと思っています。


 



 

ジレンマ



ありがたいことに最近、案件やお声がけが多く、町内を行ったり来たり。週末の動きを含めると、4月だけで現場が10以上ありました。

 健康ウォーキング取材 ~せせらぎの小径
 神戸ビーフ サーロインステーキ撮影
 KINGさんインタビュー・ランチ撮影
 馬の厩舎・移住ファミリーインタビューと撮影
 タカタータンのフォーマルキッズ撮影
 ビギナー向けのYouTube講座
 童子山公園の桜撮影
 播州織の新作生地撮影
 多可町ラッピングバスプロジェクト デザイン・撮影
 小迫さんポートレート撮影(たかおこ誌制作)
 多可町移住者インタビュー・ファミリー撮影

この間、新プロジェクトの打ち合わせや案件の提案、町内の桜風景の撮影、写真講座の参加、働き方についての相談などが続き、取材・撮影のデータ整理もままなりません。

たかおこし隊に着任し、5ヵ月が経ちましたが、まだまだ何も知らない状態です。行きたいところも、会いたい人もたくさん。学び続けたいと思っています。

ただ、ぼくの業務は情報発信。写真や動画を撮って、お話を伺い、それをコンテンツ化するのが仕事です。
見聞を広めに外に出るほど、取材データを消化しきれず、魅力的・刺激的な現場の報告ができていないジレンマに直面しています。


 

ちるちる桜

 

健幸アプリを使うようになってから、昼休みの散歩&スナップが日課に。

いつも何気なく歩き始めるんですが、「なにか見えないかな」とブラつけば、だんだんセンサーが動き始めます。

「あの辺り……ちょっと何かあるな」と感じてスナップを始めると、物影だったり、葉っぱの皴だったり、車線を示すペンキの割れ方だったり……視覚・認識の解像度が高まるというか、見えていなかったところに/ものに目が付くようになるんですよね。

ただ、見えてくるからといって、「発見」や「認識」とはちょっと違って、徐々に馴染んでいく感じがします。散歩の始めの方は、自分自身が目の前の景色から分かれたり、隔たったりしているのですが、撮影を通じて、風景や現象に溶け合うような……。

多可町の桜の写真も、そんな感じで撮りました。



 


 



 



 



来年は貴船神社から川沿いを歩く、桜並木のウォーキングコースを、満開の時期に歩きたいです。



(2021年4月11日)

連載【 たか歩き 】

▼「たか歩き」バックナンバー
https://www.town.taka.lg.jp/aruki/
多可町地域おこし協力隊・黒川直樹が取材記事や製作・SNS関連のノウハウ、多可町暮らしのあれこれを発信しています。
散策的なエッセイを目指していたのですが、近ごろは走行距離が増加。思いがけない長距離走に酸欠状態が続き、足腰がふらつくので、迷走が近いかもしれません。
取材・撮影・執筆:黒川直樹(多可町地域おこし協力隊(たかおこし隊) )

▼「たかおこ誌」
多可町地域おこし協力隊の広報誌

【たかおこ誌.01創刊号を発行! WEB版もあります(2020年12月28日)
【たかおこ誌.02】第2号を発行! WEB版もあります(2021年3月1日)

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