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【 たか歩き/034 】播州織でソーイング ~KIJITSUNAGARI -きじつながり- (clocomi)(2021年5月8日)

地域おこし協力隊がカメラ片手に多可町を歩き、その様子をリポします

おいくつでしょう?


大型連休も終わりですね。
皆さま、いかがお過ごしでしょう。

ぼくは多可町ラッピングバスプロジェクトのデザインをやったり、たかおこ誌3号の製作をすすめたり、忙しくもやりがいのある毎日。

思いがけないチャンスや出会いに恵まれるなど、季節の変わり目に迎えられたような心地です。ありがたや。


 

KIJITSUNAGARI -きじつながり

さて、今日はひとつ、播州織のお店をご紹介します 。
とあるお店とは「KIJITSUNAGARI -きじつながり」(多可町八千代区)さん。
播州織の織物工場・デザイン会社・ネットショップ・美容室を運営するコンドウファクトリー(社長・近藤良樹)の直営店です。

コンドウファクトリーの織物は、産地でも希少なジャカード織。良樹さんの弟・誠さん(ikka)がデザインした愛らしい動物やセンスルフルな幾何学模様を、社長みずから風合い豊かに制作。
そんな生地と播州織製品を販売するのが、本日ご紹介する「KIJITSUNAGARI -きじつながり」さんです。
ぼくは現在、こちらで開催されるソーイング教室に通っています。


 



教室を主催するのは近藤喜代美さん。良樹さん、誠さんのお母様です。
「もともと裁縫は苦手でした(笑)」と言われますが、謙遜でしょう。服やかばんを製品の如く仕上げられ、もちろん生地にも精通。
ぼくはわからないことを喜代美さんに教わりながら、制作を進めています。

喜代美さんによると2016年の店舗オープン時、開催されていたソーイング教室は小物中心の制作だったとか。


 



 



ソーイング教室はここ数年、生徒さんのスキルアップなどもあり、実際に着られる服作りが主流に。

さらに、この流れを加速させたのが、昨年6月頃から加わった先生の存在です。
子供服を中心にしたブランド「絲結(いとむすび)」のオーナーで、多様な活動をされる杉本茉菜さんが加わったことで、加工や細工が難しい服に挑戦できるようになったのだとか。

喜美代先生と茉菜先生に、少しお話を伺いました。


 

▼インタビュー

杉本さん ―― 服のサンプルを作ってたいた時期、良樹さんが「その作り方、教室の生徒さんに教えてくれへんか?」と声をかけてくださって。
いままで人に教えたことなんてなかったんですけど、みなさんが快く受け入れてくださって……。

喜代美さん ―― 教室を始めた当初は、みんなミシンにしてもまっすぐ縫えなかったりしたんです。だんだん上手になってはいたけれど、茉菜ちゃんが来てくれるようになって、作るものの幅が広がりました。

杉本さん ―― もともと自分で作れる生徒さんばっかりやったんです! 私としては、自分の服作りの仕方しか知らなかったんですが、教室に参加するようになって、「こういう作り方もあるんやなあ」と勉強させていただいてます。

喜代美さん ―― いまはコロナ禍で遠方の生徒さんが来られないんですが、多可町の皆で集まりながら、わいわい楽しくやっています。これからも続けていきたいですね。


 

▼初めてのソーイング

多可町に初めて来たとき、「播州織をもっと知りたい」と思いました。工場取材や職人インタビューはもとより、自分でも使ったり、身に付けたりしたかったんです。そもそも、こういった思いがなければ多可町の協力隊に志願しなかったかもしれません。

2021年10月下旬、引越しの片付けも終わらないタイミングにも関わらず、いそいそと出かけたのがKIJIT
UNAGARIさん。多可町で初めての店舗訪問でした。そのとき、ソーイング教室について具体的に教わり、たしか翌週の土曜 ―― 集まりに参加。

生徒の皆さんが快く迎えてくださって、ありがたかったです。生地選びもすぐに終わりました。一目で気に入ったものがあって、先生に教わりながら作り始めたのが、このパンツです。

 



喜代美先生、茉菜先生の教え通りに型紙を作り、ミシンをかけていったら出来上がりました。約5ヶ月。長かったような、短かったような……


 



 



 


ベテランの先輩方も上手かつ仕事が早い方ばかりで、大いに励まされました。仕上がったパンツはサンダルとTシャツでこの初夏、穿きたいと思います。

次はシャツ! 難しいらしいです(笑)楽しい時間はこれからも続きます。


 

(2021年5月8日)

連載【 たか歩き 】

▼「たか歩き」バックナンバー
https://www.town.taka.lg.jp/aruki/
多可町地域おこし協力隊・黒川直樹が取材記事や製作・SNS関連のノウハウ、多可町暮らしのあれこれを発信しています。
散策的なエッセイを目指していたのですが、近ごろは走行距離が増加。思いがけない長距離走に酸欠状態が続き、足腰がふらつくので、迷走が近いかもしれません。
取材・撮影・執筆:黒川直樹(多可町地域おこし協力隊(たかおこし隊) )

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【たかおこ誌.02】第2号を発行! WEB版もあります(2021年3月1日)