ホワイトアウト、ご存じですよね?
山のなかで霧や雪に呑み込まれ、周りが見えなくなる恐ろしい状態です。
ぼくのイメージは映画で作られていました。作品は名キャメラマン・木村大作の撮影と過酷な現場が語り継がれる『八甲田山』です。
でも先日、山登りを趣味とされる町民さんに、「ホワイトアウトには段階がある」と教わったんです。
「たしかに、吹雪にしても酷ければ周囲がまったく見えなくなるよ。あの映画みたいにね。でもね、だいたいは四方数メートルの視界はあるんです」
その続きが恐ろしかった。
「視界がなくなる場所って、崖が怖いように感じるかな? 滑り落ちそうだもんね。だけど、崖はまだいい。上と下の方向感覚が体でわかるから、平気なんです。怖いのは平野だね。どっちから来たか、どこへ向かっているかが全くわからなくなる。手がかりもない。雪のうえに付いた足跡にしても、たちまち消えるんだ。ちょっとだけ視界が残ってるぶん、消えていくのも見える」
ラベンダーパーク多可で写真展
こんばんは。たかおこし隊の黒川です。
ラベンダーパーク多可で12月、写真展を主催します。
テーマは「多可町の森の人」です。
▼写真展概要▼
https://www.town.taka.lg.jp/category_guide/detail/id=30564
多可町の森や林に関わる、幅広い分野の「森の人」をモデルに、その事業や活動をご紹介します。
今月から取材や準備を本格化したんですが、いやー、眠れない。真夜中まで冴えて、なかなか寝付けないなんて久々です。
限界を超えそうになりながらも、すでに多くお手伝・ご助言をいいただいています。
さきのホワイトアウトのお話も、取材中に驚かされた体験談。
お会いするお一人お一人の経験や技術がむちゃくちゃ濃くて、多可町は底知れないなーと思う、今日この頃です。
こちらの写真に写るログハウスなんて、オーナーさんが自ら、ほぼ一人で建てられたものなんですよ。
大人が楽しめるブランコも。
建築のお仕事は未経験とのこと。信じられますか?
竹林や竹細工の取材もさせていただきました。
多可町の恵み、初秋の季節ものをいただきながら、頑張っています。
(2021年10月5日)